同期のサクラ 10話(最終回):桜を洗脳したのは黒川ではなく同期?爽やかエンドにスゥ~
2019年12月18日に放送されたドラマ『同期のサクラ』10話のネタバレあらすじと感想をまとめました。感想については、TV放送後のTwitterの反応と共にお伝えします。
10話では、バリバリ働き始めた桜と異を唱える同期たちに注目です。
最後は心が通じ合い、みなそれぞれの道を進みます。
『同期のサクラ』の動画は「Hulu」にて配信されています。
※記事公開時の情報に基づくものです。
『同期のサクラ』10話のあらすじネタバレ
2020年4月1日、北野桜(高畑充希)の同期である月村百合(橋本愛)、木島葵(新田真剣佑)、清水菊夫(竜星涼)、土井蓮太郎(岡山天音)は入社式から11年経ったことを懐かしんでいました。
副社長になった黒川森雄(椎名桔平)からの一言で花村建設に戻ることになった桜は、黒川の作った新プロジェクトのチームリーダーに選ばれ、葵らと共に働くことに。「花村建設を生まれ変わらせたい」と言う黒川は桜に「力を持て」と伝えます。そんな中、新しい橋の建設の最終会議に桜が呼ばれ相変わらず忖度せずに意見します。場内は空気が悪くなりますが、黒川が桜に賛同すると流れが変わり、桜は「力」を目の当たりにします。
葵は黒川への不信感を桜に持ちかけますが、桜はそんなことはないと黒川を信じ切った様子です。子育てや転職のことなど同期たちが相談を持ちかけても、忙しい桜は黒川からの電話や依頼を優先し、「仕事でこんなに高揚感を覚えたのは初めて」と言います。そんな中、取締役会で社長(西岡徳馬)の解任が決定し、合併の話もあると聞いた桜は黒川のもとへ向かいますが、激怒した社長は「黒川にはめられた」と吐き捨てます。
黒川に影響されてる桜を心配した同期が喫茶リクエストの跡地のネットカフェに集まりますが、桜は聞く耳を持たず「今こそ自分は変わるべきだ」と忙しさを理由に早々にその場を去ります。
後日、火野すみれ(相武紗季)がリストラ勧告をされたことを知った桜は、ついに社長になった黒川にすみれのリストラ撤回を懇願します。すると、すみれをリストから外す代わりに他のリストラ対象者を桜が選ばなければならなくなり、桜は自分が辞めることを決めます。そんな情に流される桜に「大きな目的の為なら多少の犠牲は仕方ない」と伝える黒川。
桜が歩いてると、建設現場の職人に弟子入りした隣人の脇田草真(草川拓弥)に会い、桜と一緒に建物を作ると言う夢ができたと言われます。そして、会社で以前の自分と似たような新入社員に出会い、何かを思った桜。
子供と3人で一緒に生きていくことを決めた葵と百合、就職が決まった連太郎、そしてNPO代表になり問題を抱えながらも成長した菊夫は桜を心配して花村建設へ集まります。そこへ現れた黒川に桜は「なぜ自分によくしてくれるのか」と問います。
黒川にはバレエを頑張る娘のために劇場を作りたい夢があったのに事故で亡くした過去があったのです。生年月日も同じで面接で夢を堂々と語る桜と娘を重ねていた黒川は「一緒に夢を叶えよう」と言いますが、桜は自分の「力」は「仲間」だと言い切り退職願を渡しました。同期の仲間がいたからこそ出来た「未来に残したい建物」のアイディアと、信頼関係に自信を持ち前を向く桜に黒川はどこか嬉しさを感じていたのでした。
再び就職活動が始まった桜。以前、一度採用してくれた会社の社長(平泉成)に偶然出会い、また採用してくれることに。2020年4月、満開の大きな桜の木の前で待ち合わせした同期の5人。11年前から大きく成長した5人は「私には夢があります」と夢を叫び、桜の木を背にそれぞれの道へ歩き出しました。
『同期のサクラ』10話の視聴者の声は?
『同期のサクラ』10話を見てどう思ったのか、Twitterでの反響をまとめました。
こんな同期イヤだ?賛否両輪
鍋パドタキャンしたの、忘れねぇからな!!!
#同期のサクラ pic.twitter.com/d99PKwi6uU— たらちゃん (@takalovebot) December 18, 2019
サクラ、「同期のおかげ」って洗脳されすぎてない??
どう考えてもサクラは同期にそんな頼ってないし愚痴って相談しまくって頼りすぎてたのは同期達の方だし、サクラが立ち直れたのはサクラ自身の力だけだし、サクラは一人でも普通に優秀だし、結局サクラから力を奪ったの同期達じゃん#同期のサクラ— もしもす屋さん (@ririsuke_____) December 18, 2019
ほら、結局サクラを焚き付けておいて失業させてしまったやん
皆が夢持てて良いけどね。
サクラは最初からブレて無いけど、同期や周囲がサクラへの固定観念と自分は変わるけど、サクラは変わって欲しくないって所でせめぎあい。
サクラが変わる事を認めてくれたの、黒川さんだけ#同期のサクラ— ✿*❀٭✿*❀٭ (@EvJDAwoBtxRUoVY) December 18, 2019
醜いアヒルが白い白鳥になったら冷たくなる感じ?とかいう人達よりすみれさんみたいに言ってくれる人を大切にしたい#同期のサクラ pic.twitter.com/FcO7gewjKV
— 花 (@M5pBi2xYd8hxso0) December 18, 2019
#同期のサクラ 最終話
なんだかんだ良い終わり方にはなったけど、これまですごく評価も良かったドラマなだけに最後の最後で視聴者の信頼を失ったことが一番残念だったなぁ(特に鍋パ) 永遠に支持できるのはすみれさんだけだった…でもラストの写真は非常〜にいいね!菊夫、わたしと結婚しようか…!! pic.twitter.com/FMxkbeTsfa— ゆう。@ドラマ垢 (@yamapyou) December 18, 2019
良い見方をすれば、最初はサクラが同期を助けてたけど、途中からサクラが同期に助けられたというストーリーになるのでしょうね。しかし、鍋パーティーをドタキャンしたときから、自分たちが上手くいっているときは桜を忘れ、困った時には桜が相手をしないと不機嫌になる同期達というイメージが確定してしまったのかもしれません。
桜が変わってしまうことを「心配」と言い応援してくれない同期、桜のことを「正しい」と認めてくれて「情に流されるな。力を持て」という黒川。その狭間にいる桜を、「張り切るのはわかるけど、変わっちゃいけないものもある」というすみれさん。ある意味すみれさんが一番中立で、桜にとっては救いになる存在だったのかもしれませんね。
『同期のサクラ』10話まとめ
最後まで天使か悪魔かわからなかった、椎名桔平演じる黒川という人物をどうとらえるかがポイントになりますね。
バレエ好きな娘さんの話すら嘘かもと考える見方もあるようですが、黒川の桜を見る目はずっと特別だったと思うので本当の話だと私は思いました。たとえ仲間はいなくとも、花村建設を生まれ変わらせるために力を持つ、そのためにずっとのらりくらりで昇りつめたのは並大抵のことではなかったのではないかと。桜こそが黒川の仲間になってあげればいいのにと切に願いましたが、リストラなど冷徹な業務には耐えられない桜なのでしょうね。
7話までは神回の連続でしたが、8話から視聴者の期待と違う曲がりくねった話となり、最終回でどう着地するのか見守っていましたが、桜の下で思いを伝えあいそれぞれの道を行くという、王道の良い終わり方ではあったと思います。