まだ結婚できない男 10話(最終回):バナナENDで匂わせも、早坂夏美の存在が大き過ぎ
2019年12月10日に放送されたドラマ『まだ結婚できない男』10話のネタバレあらすじと感想をまとめました。感想については、TV放送後のTwitterの反応と共にお伝えします。
10話では、法廷で弁論を繰り広げる桑野とまどかの恋模様に注目。
実家に戻るまどかを桑野が引き止めます。
『まだ結婚できない男』の動画は「FODプレミアム」にて配信されています。
※記事公開時の情報に基づくものです。
『まだ結婚できない男』10話のあらすじネタバレ
桑野信介(阿部寛)のクライアント・木村敦志(伊藤正之)が、元妻・玲子(宮田早苗)に提訴され、桑野が証言台に立つことになります。
婚姻中、玲子は穏やかな敦志に特に不満はありませんでしたが、どこか孤独を感じていました。敦志が定年後、離婚しましたが、直ぐに家を建て新しい生活を送ろうとする敦志が気に食わなかったのです。
裁判当日、興味本意の共同経営者・村上英治(塚本高史)・桜子(咲妃みゆ)夫妻、カフェのオーナー・田中有希江(稲森いずみ)、そして隣人の戸波早紀(深川麻衣)が傍聴する中、裁判が幕を開けます。
玲子側の代理人・吉山まどか(吉田羊)は、離婚時に敦志が女性関係を隠し土地を取得した可能性があり、建築の正当性に疑義があると主張。
敦志の証人・桑野は、新しい家に誰かと住むことはあり得ないと反論します。リビングは貧しかった独身時代の四畳半のアパートを再現。更に、玄関、トイレ、バスをリビングから5歩以内に設置。各部屋の壁には趣味の鉄道模型が、縦横無尽に走れるよう穴があいていました。敦志の家は、如何にひとりで快適に暮らせるかのみに焦点を当て設計していたのです。
玲子は敦志の趣味を知らず、吉山は虚偽と反論。
しかし、敦志はインテリアが趣味の玲子に気を遣い我慢していたのです。そして、ひとりは淋しい、吉山のそんな固定観念が女性と暮らすという邪推を生んだと桑野が異議を申し立てます。しかし、証人に異議申し立てはできないのでした。
激しい論戦の末、ふたりで居るのに玲子が孤独だったと主張し、吉山は質問を終わります。
その夜、英治の結婚式で撮影した桑野と吉山の写真を、有希江は眺めていました。
桑野は吉山の言葉を思い出し、敦志が依頼した家の設計を自宅で変更します。
東京の事務所を畳み、長野の母親の事務所を継ぐか迷っていることを、吉山は有希江に打ち明けます。有希江は桑野に相談するよう勧めます。桑野との食事が楽しかったと言っていた有希江を気にする吉山でしたが、有希江は吉山を焚きつけただけだと言います。
吉山が法律事務所に戻ると、桑野が待ち構えていました。敦志と玲子がやり直しても良いようふたりで住めるように変更した設計図を、桑野は吉山に渡し、ふたりへ提案するよう頼みます。
義弟の中川家、母・育代(草笛光子)と桑野は中華料理を食べに来ていました。姪・ゆみ(平祐奈)の将来で揉める様子を見て、改めてひとりが良いと思う桑野なのです。
有希江のカフェで、桑野は敦志と玲子がやり直すことになったと聞きます。桑野の新しい設計のお陰でした。そして、吉山からもう1つ報告がありました。母親の体調が優れず、長野の法律事務所を継ぐことにしたのです。動揺する桑野は、オーダーしたブレンドが来るのも待たず仕事と言って店を後にします。
いつも通うコンビニで、桑野は吉山と遭遇します。帰りの道すがら、吉山は迷いを桑野に、ふと吐露します。「行かないで欲しいと誰かが言ってくれたら」余韻を残し、吉山は桑野と別れます。
長野に戻った吉山は、吉山家の墓参りを済ませ、物憂げにバナナを食べます。
その夜、書き直してはノートからページを何度も破り捨て、消しゴムで消してを繰り返し、桑野はやっと何かを書き上げます。「一極集中」と呟いた後、吉山に電話をします。待ち合わせ場所に吉山が来ると、桑野は吉山の言葉を遮り東京に残るよう説得します。「あなたが居ないとつまらないし、淋しくなるので」吉山は涙を浮かべ、桑野に言われるなら仕方ないと東京に残ることに決めたのです。「じゃあ、次は本番で」意味が分からず、吉山は目を丸くします。大事なところで噛んでしまい、「東京一極集中」辺りから桑野はやり直そうとしたのです。激怒した吉山は桑野を残し、その場を立ち去るのでした。
建築事務所でパソコンに向い、不機嫌な桑野は荒くキーボードを叩きます。アシスタント・横田詩織(奈緒)を始め事務所の面々が英治のもとに集まる中、経理・沢村映子(阿南敦子)は生産性の低下を懸念します。有希江のカフェでは、ケンカの訳を話そうとしない吉山を、有希江と早紀が気遣います。
桑野と吉山がコンビニで遭遇、仲直りすることにしたふたりは、公園でスナック菓子『ドンサク 幻のカレー味』を食べます。そして、桑野はアクション映画に吉山を誘い、予習・復習の桑野の解説つきを条件に吉山は応じます。早速映画を観に行こうとする桑野に驚きながら、吉山は桑野と映画館に向うのでした。
『まだ結婚できない男』10話の視聴者の声は?
『まだ結婚できない男』10話を見てどう思ったのか、Twitterでの反響をまとめました。
寄りそうバナナでEND!意味するところは?
最後のバナナ観て
ほぅ。。ってなった
結婚できた男観たいな(笑) pic.twitter.com/GFxFSaB56S— このたろー (@knm_kai) December 10, 2019
#まだ結婚できない男 最終回
正直シーズン1のラストが最強すぎてあれにはやっぱり敵わないか…と少し物足りなさはあるけどやっぱり今期も桑野さんは桑野さんだったし、最後に作った2人暮らしの家が素敵だったな。結婚で終わらないところがまたよかった。バナナ🍌やっぱりこのドラマ大好きだ〜!!! pic.twitter.com/or32SFzWu6— ゆう。@ドラマ垢 (@yamapyou) December 10, 2019
バナナEND(笑)ふわぁっと終わった感あるけど、それもまたこのドラマらしいのかな? これはまだまだ結婚出来ない男あるかもね(笑)#まだ結婚できない男
— あん (@suzume1414) December 10, 2019
最後のバナナは桑野さんとまどかさんを表現してるのかな?
今度こそ幸せに!楽しいドラマをありがとうございました!!✨✨
— ばんび (@bambi_cat2) December 10, 2019
前作のようにはっきり告白して付き合うのではなく、桑野とまどかが微妙な関係で終わったのが良かった。結婚や恋愛関係ではなく、ただの友達とも違う、それでも大切で温かい人間関係はあるんだということを感じられて。 #まだ結婚できない男
— 絶対に終電を逃さない女 (@YPFiGtH) December 11, 2019
最後のバナナが意味深でした。
前作の早坂夏美(夏川結衣)先生のポジションだったのが、まどか先生だったわけですが、今作では桑野と有希江さんの雰囲気が良かったこともあり、夏美先生とまどか先生を無理に重ねなくても良いのになと感じる部分がありました。
そういう意味で、桑野とまどかが今までより「良い感じ」になったのは間違いないと思いますが、恋人同士になったともとれるし、今まで通りの人間関係が続くのかなともとれるし、含みを持たせたのが良かったと思います。
『まだ結婚できない男』10話まとめ
桑野さんを変人に見せるためか、女性が集まってヒソヒソする構図はあまり好きではありませんでしたが、毎回の金田匂わせやパグ犬タツオなど小ネタが楽しいドラマでした。桑野さんの偏屈はリスペクトに値するものでしょう。またどこかでそんな桑野さんに会えることを望んでいます。